アメリカ留学を始める第一歩は「ビザの取得」です。しかし、「どのビザが必要?」「手続きはどう進めるの?」と疑問が多いですよね。私自身、F-1ビザでニューヨークに留学した経験があり、そのプロセスには戸惑いもありました。この記事では、アメリカ留学に必要なビザの種類とその取得方法を分かりやすく解説します!
アメリカ留学に必要なビザの種類
1. F-1ビザ(学生ビザ)
最も一般的な留学ビザで、語学学校や大学でフルタイムのプログラムを受ける学生が対象です。
- 対象者: 語学学校、大学、カレッジ、専門学校などでフルタイム(週18時間以上)の授業を受ける留学生
- 特徴:
- 学業終了後にOPT(Optional Practical Training)を申請可能
- キャンパス内アルバイトが条件付きで可能
- 有効期限: 学業期間 + 60日の滞在猶予期間
2. J-1ビザ(交流訪問者ビザ)
交換留学や奨学金付きプログラム、短期の文化交流プログラムに参加する学生が対象。
- 対象者:
- 交換留学生
- 奨学金プログラムに参加する学生
- 教育的な目的の短期プログラムの参加者
- 特徴:
- 一部のプログラムでは帰国義務がある(2年間)
- 一部アルバイトやインターンシップが許可される場合がある
3. M-1ビザ(職業訓練ビザ)
専門学校や職業訓練を受ける学生が対象です。
- 対象者: 語学学校以外の職業訓練校や技術学校に通う学生
- 特徴:
- 学業に直接関連するインターンは可能
- OPTは基本的に適用外
- 有効期限: 学業期間中のみ
ビザ取得の手続き
1. 学校への入学申し込みとI-20/DS-2019の取得
- F-1ビザの場合、語学学校や大学から「I-20(入学許可証)」を取得します。
- J-1ビザの場合、「DS-2019」という入学証明書が発行されます。
2. SEVIS(学生・交流訪問者情報システム)登録と費用支払い
- SEVIS費用: F-1ビザ($350)、J-1ビザ($220)
- SEVIS番号はI-20またはDS-2019に記載されています。
3. ビザ申請(DS-160フォームの提出)
- DS-160フォームをオンラインで記入し、申請料金($185)を支払います。
- 必要情報には、学校情報やSEVIS番号が含まれます。
4. 面接予約
- アメリカ大使館または領事館でビザ面接を予約します。面接場所は東京、大阪、福岡、札幌のいずれか。
5. ビザ面接を受ける
面接では、渡航目的や財政証明、留学計画について質問されます。
- 必要書類:
- パスポート(残存期間が6ヶ月以上)
- I-20またはDS-2019
- DS-160確認ページ
- SEVIS費用の支払い証明書
- 銀行残高証明(学費や生活費を支払える証拠)
- 学校からの入学許可通知
6. ビザの受け取り
面接で承認されると、数日後にビザが貼付されたパスポートが郵送されます。
よくある質問と注意点
Q1. F-1ビザでアルバイトはできますか?
- 学期中はキャンパス内アルバイトのみ許可(週20時間以内)。夏休みなどの長期休暇中はフルタイム勤務も可能。
Q2. ビザ申請の際に最も気をつけるべきポイントは?
- 渡航後に帰国する意思を明確に示す: 「卒業後は日本に帰国する予定」と説明することで、移民目的ではないことを強調しましょう。
Q3. ビザが却下されることはありますか?
- 財政証明や留学計画が不十分だと却下される可能性があります。必要書類を事前にしっかり準備することが重要です。
アツモくんのアドバイス
ビザ取得の手続きは複雑に感じるかもしれませんが、学校の留学カウンセラーやエージェントのサポートを受けるとスムーズに進められます。また、余裕を持って早めに申請することがトラブル回避のポイントです。
まとめ
アメリカ留学では、F-1ビザを中心に、J-1やM-1ビザが主に利用されます。それぞれのビザの特徴と申請手続きを理解し、留学計画を進めてください。正確な情報をもとに準備を整えれば、ビザ取得も安心です!
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